写真は、そこにいなければ写らない。それは確かなことなんだけど、写真を撮るためにそこに行き、たかだかカメラを構えてシャッターを押しただけなのに、撮ることやら撮った写真に理屈をくっつけたがる。それが、写真の見方、読み方をもっともらしくさせる。(『ズレたシャッターチャンス』丹野清志 )


『 風雲月露『故郷通信』』

故郷というのは、懐かしいと同時に、また少し煙たい存在でもある。

故郷を出る時は、もう二度と戻らない思いで出掛けるのだが、矢も楯もたまらず帰りたくなる。失望して故郷を出た筈であったが、又、帰りたいと思う。この繰り返しの中で故郷は少しずつ心の中で座を占めていく。

2024.4 のぶなが


『 絶景 』

昨年秋から冬にかけて、岩手県盛岡市で撮った写真です。いつもどおり初代GRデジタルを使っています。

 5月の連休は、ひさしぶりに暗室作業をやろうと思っています。盛岡市街で撮ったモノクロームのネガを半切にプリントしてみたい。いずれモノクロームの展覧会ができるように、「持ち駒」を増やしておきたいです。

それから、小澤征爾や鳥山明が亡くなっても何のコメントも出さず、国葬の話も出てこないこの国はいったい何なのだろう、と私はいぶかしんでいます。世界中で政権与党の政治家なんかよりもずっと有名で、立派な仕事を残した日本人だと思います。

2024.4 阿部 敏之